パネルディスカッション
「子どもをとりまくインターネット環境 
〜情報の有害・無害をどう判断するのか?」




◆AOL子ども向けコミュニティ「こどもひろば」コミュニティリーダー 会田 和弘氏

インターネットはコミュニケーションのツールとして利用でき、色々な人と出会える。
コミュニティーリーダーとは、簡単言えば相談役。チャットや掲示板などのトラブルを仲介しています。

フィルタリングに関して、WEBサイトについてはかなり進んでいます。しかし、コミュニティーを運営していると子ども達に感じるがあります。子ども達は、インターネット、メール、携帯電話等を使ってコミュニケーションをとっています。子ども達は、それら色々なものを複合して考えているので、WEBサイトだけでなくフィルタリングをメールなど複合的に使う必要性がある。

◆KDDI研究所 インターネットアプリケーショングループ 井ノ上 直己氏

自然言語処理・音声認識を研究
その言語処理を用いて、フィルタリングソフトを研究・開発

サイトの良い物、悪い物を特徴付ける特徴量によって情報の良い悪いを判断する。そのため、新しく立ち上がったサイトも特徴量によって、情報の良い悪いを判断しフィルタリングできる。情報の良し悪しは誰かがあらかじめ分類する必要があり、原則としては、データを受信する人が決めるのが望ましい。
情報公開に関して、ブラックリストは何らかの商売に使用される可能性があるため、公開は難しい。
フィルタリングされなかったサイトを何らかの形でフィードバックすることにより、情報の共有ができるのではないかと考えます。

◆子どもを有害サイトから守る会 理事長 藤掛 紳一

一番大事なフィルタリングというのは親子関係にあり、子どもは色々な情報に触れても影響を受けることなく育ってほしい思います。

フィルタリング会社のフィルタリング基準は社外秘であるが、各企業で貫いているものは共通しているはずです。理想としてはその基準を知りたいです。
企業が各々進めていくのではなく、その次のステップとして行政、企業、家庭等と共有して進めていくような世界ができないのか考えます。

・コーディネーター 教育情報新聞社 梶浦 真

主観性が育っていない小学生低学年では、広いインターネットの情報の良し悪しを選ぶのは難しく、その中には、子どもに害を及ぼすものも存在します。
フィルタリングは課題が大きく「フィルタリングその物が大事であっていいのか?」という声も聞こえてきそうです。
色々な情報が交錯する中で、一定の情報を判断するよりどころといったものが必要だと考えます。
誰が情報の良い悪いを決めるのかが問題であり、最終的にはいろいろな立場の方たちの話し合いが必要だと思います。
有害か無害かということは情報の性質ではなくて、受け取る人間によって変わってしまいます。

10数年学校をまわっていて、子どもの感性が壊れ始めいると非常に感じます。かつての子どもの社会は自分の目で見える範囲、手で触れることのできる友達の範囲で自分を育てていきましたが、現在はいろいろな情報が飛び込んできて、好奇心旺盛な子どもたちは吸収してしまい、それに対応することを急がなければならない状態であると考えます。

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