○「出会い系」絡み事件の摘発急増 信濃毎日新聞 2001年11月1日掲載  
 全国の警察が、今年上半期(1-6月)に摘発したインターネットの「出会い系サイト」が絡んだ事件は三百二件で、昨年一年間(百四件)の約三倍に上がったことが1日、警察庁のまとめで分かった。
 特に児童売春や児童ポルノなど児童売春禁止法違反での摘発が、昨年一年間の四十一件から百三十三件と急増したほか、殺人や婦女暴行などの凶悪な事件の増加も目立っている。
 女性や未成年者が被害者になったケースが大部分を占めており、警察庁は学校を通じ、保護者や教師に被害の実態を説明するなど広報活動の強化を全国の警察本部に指示している。

 出会い系サイトはネットの電子掲示板やチャット(文字による会話)を通じ、異性間の出会い場を提供する。三十二件のうち児童売春禁止法違反が百三十三件、青少年保護条例違反などは五十九件で、全体の約64%を占めた。
 殺人が五件(昨年一年間で一件)で、婦女暴行も二十件(同八件)と際立った増加を見せている。
 被害者は二百八十三人で、このうち女性が二百六十五人で約94%を占めた。二十歳未満の未成年者は二百十八人(うち女性二百一五人)で約77%だった。
 
 県内では九月中旬、携帯電話のiモードを使い、インターネットの「出会い系サイト」の掲示板に知人の女性を中傷する文章や女性の携帯電話番号を記載したとして、伊那署と県警生活安全企画課ハイテク犯罪対策室が、名誉棄損の疑いで上伊那郡内の店員少女(19)を書類送検したケースがある。

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